この度、FraD（Fractography × Deep Learning）に関するリーフレットを作成しましたのでご紹介いたします。

　フラクトグラフィ（Fractography）とは、破断面を観察または分析することで、破壊原因・過程を推定する手法であり、損傷・破壊事故の原因究明に有効な手段となります。

　破壊原因・過程の推定には、破断面の観察・分析結果から破壊形態を特定する上で、高度な専門性が求められます。しかし、近年の産業界では、必要な専門性を有する研究者・技術者が減少しており、深刻な問題となっています。

　神戸工業試験場はAI、特に近年の進歩が著しいディープラーニング（Deep learning）を活用し、産業界が抱える問題の解決に取り組んでいます。

　その第一歩として、材料破断面を自動で判別する画像解析システム『FraD』を開発しました。

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